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2011

0505

【サバイバーズ・ギルト(Survivor's guilt)】とは・・

戦争や災害、事故、事件、虐待などに遭いながらも、奇跡の生還を遂げた人が、
周りの人々が亡くなったのに、自分が助かったことに対して、
しばしば感じる罪悪感のこと。
サバイバー(survivor):生き残り・生存者・遺族
ギルト(guilt):罪悪感

(Wikipediaより)

震災の報道などを見ていると、本当にいろんな話を聴きます。
ここでお話しようと思った話などは、
メモを取っておいたりしてるのですが、
中には難しい問題ゆえ、
単純な気持ちで書いてしまわないほうがいいものもあるようです。

今回取り上げようと思った、サバイバーズ・ギルトも、
そのひとつでした。

先月、テレビでこんな話を聴きました。
震災に遭われた、ある年老いたお母さんの話です。

震災が起きた時、津波が来る事を恐れ、
家にひとりでいたお母さんは、逃げました。
ところが、
お母さんが家から逃げ出した事を知らなかった息子さんが、
仕事場からお母さんを助けに、家に向かわれたのだそうです。
お母さんは助かりましたが、
息子さんは津波に飲まれたらしく、お亡くなりになられたそうです・・・

助かったお母さんは、震災直後から、
心療内科の先生に診てもらってるのですが、
先生の前で、こんな話をされるのです・・

『私、怖くなって逃げたのよ』

大地震が起こった・・大きな津波が来る・・!!
・・となれば、逃げるのは当然なのに・・
お母さんは嘆き悲しみながら・・
自分が息子を殺した様なものだと訴えられたのです・・・

そんな言葉に、胸が張り裂けそうで・・
今すぐにでも、このお母さんを抱きしめて、
『そんな事ないよ・・!!!』
・・と、背中でもさすってあげたい衝動にかられました。
亡くなられた息子さんは、お母さんが助かった事を、
喜んでくれている筈・・!!
この声が、あのお母さんに届けばいいのに・・!!
切実に、そう思ってしまいました。

これが・・
『サバイバーズ・ギルト』と言われているものに間違いないと思うんですが・・

『サバイバーズ・ギルト』について、調べてみると、
こんな事が書かれてありました。


【家族や親しい人を亡くした被災者にかけるべきではない言葉】
  •     きっと、これが最善だったのです。
  •     彼は楽になったんですよ。
  •     これが彼女の寿命だったのでしょう。
  •     少なくとも、彼には苦しむ時間もなかったでしょう。
  •     がんばってこれを乗り越えないといけませんよ。
  •     あなたには、これに対処する力があります。
  •     できるだけのことはやったのです。
  •     あなたが生きていてよかった。
  •     他には誰も死ななくてよかった。
  •     もっとひどいことだって、起こったかもしれませんよ。
  •     あなたにはまだ、きょうだいもお母さんもいます。
  •     耐えられないようなことは、起こらないものです。

※『サバイバーズ・ギルト』について詳しく知りたい方は、
こちらのサイトを御覧下さい。

被災者の「サバイバーズ・ギルト」を理解するために

私の言葉も、この中に含まれている様に思われました。
もしそうなら、
このお母さんに、むやみに『そんな事ないよ』などと、
声をかけるべきではないように思われました・・。

まぁ・・被災地から遠く離れたところにいる私には、
声をかけるどころか、傍に行く事すらままなりませんが・・

あの報道で紹介されていた、可哀想なお母さんには、
優しい心療内科の先生がついてくれていたので、
きっと大丈夫だ・・と信じたい・・・
だけど・・
親より先に子供が死ぬ様な・・
そんな悲劇に遭われた傷が、癒える事なんてあるのだろうか・・・
せめて、自分のせいで死んだなどと、
そんな考えだけは、払拭してくれますように・・・。

震災直後は、生きる事に精一杯だった被災者も、
1ヶ月・・2ヶ月・・と経つうちに、
誰しもが大なり小なりの、震災のトラウマをかかえていて、
その苦しみが癒えるまでに、数年かかる事もあるらしいと、
阪神大震災の教訓として知りました。
そのケアは、とても難しいもので、
知識もなく被災者の方と接してしまうと、
気の利いた言葉が逆効果になる事もあり、
優しい言葉をかけたつもりが、
逆にその被災者を追い詰めてしまう事すらあるそうです。

それを知ると・・
改めて言葉の難しさを知りました・・・

前回、『頑張って下さい』という言葉について語りましたが、
それもやっぱり・・
被災者の方からすれば、
『言われなくても、もう十分頑張ってる』
・・と思われているみたいです。

そこで、
先日見た関西の報道番組のキャスターが言っていた言葉を借りて、
『頑張ろう』ではなく、『支えよう』
・・が、妥当なんじゃないかと思えました。
東日本の大部分が被災したり、電力が足りなくなったりして、
既に必死で頑張っていらっしゃるので、
西日本の人間が中心となって、『支えよう』
・・って、自分達で言い合うのがいいかもしれませんね。


関係があるようで、どうでもいい話ですが・・
東日本の電力不足に心を痛めて、
電力不足でもないのに、節電しようとする関西人もいるようです。
うちの家は元々、震災前から節電モードな家で、
家電はなるべく電源タップにつないでいて、使ってない時は、
炊飯器や電子レンジの電源タップのスイッチも切ってましたが、
やっぱり震災後は、もっと節電出来る事ないか・・って探してたりします。
もちろん・・探せばいくらでもあるんですが・・
自分達の生活が苦しくなるほどには節電出来ない訳で・・
そんな時、まるで自分達が贅沢をしている様な気分に苛まれる事もあります。

東日本の人は、街がまっくらになっても頑張ってるのに・・
同じ日本人なのに・・私達は、電気を使いたいだけ使える・・
それが申し訳なくて・・

こういうのももしかしたら・・
サバイバーズ・ギルトの、軽過ぎてどうでもいい程度みたいなものなのかなぁ~・・?

ま・・本当にどうでもいい話でした☆

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