龍馬伝の最終回・・
結局、BShiと総合とBS2を
何かに邪魔されながらも、かわるがわる観てしまいました。

一度目は、“その時”が来るのをびくびくしながら・・
二度目は、“その時”をもう一度観る事に恐怖しながら・・
三度目は、辛さと喪失感を感じながら・・

[0回]

今生で最期に見た夢の中で・・

武市さんや以蔵、今はもういなくなってしまった仲間達に取り囲まれ、
みんなが龍馬を労ってくれるシーンが感動的でした。
きっと武市さんさんなら、今の龍馬を褒めてくれるだろう・・
龍馬にとってはそれこそが、
どんなご褒美より嬉しかっただろうと思う・・。


弥太郎に食って掛かられるのも、これが最期だろう・・
まるでそれを悟っていたかの様に、
弥太郎の心を慰めようとする龍馬・・
今回のが一番説得力あったと思う。


Iはわし
LOVEは好き
YOUはおまん
わしはおまんが好きじゃ・・ゆう意味ぜよ

龍馬がお龍さんに送った、最期のラブレターですよね。
こんな素敵な言葉を贈ってくれる龍馬に感動しました。
カッコいいだんなさんですよね～ｖｖｖ
でもそれが、最後になってしまうなんて・・・・・・


新撰組と中岡さんがぶつかっているところを、
見ている人達がいる・・・
その人達に、龍馬の居場所を訊かれる弥太郎。
殺されて当然じゃ！・・と毒づいた直後、
龍馬を殺さんとってくれ！！・・と哀願する・・
やっぱり弥太郎は、
龍馬の大事な友達だったんだなぁ・・と痛感しました。


新政府で活躍してほしい人の名前を書いた巻物に、
ここに武市さんの名前を書きたかった・・
・・と呟いてみたり、
以蔵、長次郎、高杉さんの事を思い出しながら、
酒を酌み交わす様に飲んでいる龍馬・・・
この人達が生きていてくれてたら、どれだけ・・
龍馬が夢に描いた社会が築けただろうか・・・。


新政府に徳川を入れるのを反対する中岡さんに、
意見の違う者も入れなくてはならない事を解ってもらおうと説得。
中岡さんと和解出来て、自分の夢の話を語りだしながら、
シャモ鍋を食べたいと言う龍馬。

ああ・・・最期にシャモ鍋食べさせてあげたかったなぁ・・・

そのくらい、ご褒美があったって、いいじゃない・・・


中岡さんの妻を語る京都見廻組・・
女性を使うなんて、卑怯な・・・

龍馬と中岡さんがやられてしまうまで、あっという間だった・・・

残酷なシーンを、なるべく覆い隠すような演出・・
それでも、何度も刺されて、
おびただしい量の血の海と化した部屋でのた打ち回ってるふたり・・・
実際の話、龍馬の傷跡は、30箇所以上だったという・・

恨みの全てを込めたかの様な殺し方・・・

残酷過ぎる・・・

痛みを伴う改革ではあったけれど、
この人が日本を変えてくれたのに・・・


龍馬の死に顔が見えにくい演出には、
何だか助けられた気がしました・・。

龍馬は出来る限り、安らかに逝こうとしてたけど・・・
あんな無念な死に方をした人の死に顔なんて、
見るもんじゃない・・・
見たらものすごくショックを受けそうだった。


龍馬が死んでしまった直後は、何だか悪い夢をみているようだった。

龍馬の死を嘆き悲しむ弥太郎によって、現実に戻され、
悲しみを奮い起こされたかのような感じでした。

弥太郎・・・龍馬の事を大事な人だと言ってましたよね？
それが一番の本心だったくせに・・・
龍馬本人には、優しい言葉ひとつかけてやれずに・・・
人間関係って、上手くいかないなぁ・・・


土佐の海岸で、お龍さんは龍馬のまぼろしをみてる・・
何だかこうして見てると、死んでしまったのが嘘みたいに思えた。
またどこかからか、ひょっこり現れそうじゃないですか・・

涙を堪えて

う・み

・・と微笑んでみせるお龍さん・・・

笑顔が得意じゃなかったお龍さんが、
龍馬に『う・み』を教えられて、頑張ってた頃が思い出されました。
強い人なだけに、あんなにも健気だと悲し過ぎます・・・。


海岸を果てしなく歩きだすお龍さん・・・
その後死ぬまで・・龍馬の事を想い続けてたんだろうなぁ・・・


完


・・って、本当にもう終わるの？

木戸さんが龍馬の死を知って、泣き崩れる話とかは？

何だか最後、あっけなかった気がしました。
最終回を延長するより、
あと何話か増やしてほしかったです。


だけどほぼ一年を通して、この『龍馬伝』を観れてよかったと思えました。
今までちゃんと知ってなかった龍馬の姿・生き様・功績を、
じっくりと知る事が出来て、本当によかったです。
お墓とか行って、『日本を変えてくれてありがとうございます！！』・・と、
手を合わせてみたいです。

・・と言いつつ・・なかなか行けないんですよね～・・・
（ちょっと電車乗ったら行けるのに）